それは、兄から聞いた話で実際自分も見たので信じない訳には行きませんでした。その黄色い軽4自動車は道路の脇の空間に停めてありました。その車はもう何年もそこへ停めてあったそうで。当時自分は少し遠い所へリハビリに両親とともに週一回通ってましたそう、確か9歳か10歳だと、そして東名代を浮かせる為に海岸通りの市道を通りリハビリ病院に行ってました。でも、自分が幼さな心でも毎回通るたびに何年もその黄色い車はそこに佇んでました子供心にも、なんでこの軽4は処分しないんだろう?と思い両親に聞いて見ました、しかし、両親はその理由知るはずもなく、分からないと言ってました、そして、ある時高校生だった兄に聞いてみました、兄は飲み物を飲みながら話してくれました、兄が言うには友達から聞いた話だけどと・・・少し興奮気味に話してくれました。
実はあの軽4の車は曰くつきでもう10年以上もあそこへ停めたままだそうです、自分が、どうして?と聞くと兄は少し声を落として幾ら処分しようとしてもその都度処分業者、警察がその黄色い車を退かせようとすると携わった人達が事故にあって怪我したり病気になったりして車を処分出来なかったそうで今でも誰も処分したがらないそうです、そうですその車こそ、呪われた黄色の軽4!だと言われているそうです、レッカー車が車にロープを掛けようとすると必ずそこで作業してた物が怪我をしたり突然胸を抑えて苦しがり作業を中断、そのままでは作業が進まなくなり中断をして日を改めて処分しようとするとその繰り返しだったそうです。ついに業者は気味悪がり仕事を止めてしまったそうです。
そして次第にあの車は絶対何かあるという話になりお寺にお願いしたそうです、そのお寺の住職はその車を見た瞬間驚きの声を上げ責任者に伝えたそうです。あの車は非常に強い怨念を感じ人々を近づけさせない邪気を放している、以前此処か、車の中で事件が発生してその中で犠牲になった人の魂が邪悪な霊となって住み着いとると。。。その真相は事故なのか事件なのか分らないが強い怨念を鎮めるにはかなりの規模の除霊が必要だと。住職は車を青い顔をしながら見つめて責任者に言ったそうです。と兄は言った、結局どういう事件、事故なのかというのは分からずじまいでその後もずっとそこに置かれたままだそうで、今では外観も錆びだらけで中も雑草が生えている状況だそうだ。
そして月日が経ち平成21年ごろ自分はあの市道を用事あり両親と共にあの場所に通りました、自分はどうなっているだろうと現場を見ましたがさすがに黄色い軽4は撤去されていて、車止めも奇麗になってました。自分は、もう無いよな誰か供養でもして撤去したのだろうか?とその現場をぼんやり見つめていました。。。。